時は大照時代―――。
明路の御代に男の女の他に「第二の性」と呼ばれる「Dom」と「Sub」の存在が明らかになる。支配する「Dom」、支配を望む「Sub」。その異端な性質から人々に忌み嫌われる存在となっていた…。
「Sub」の雲雀は亡き母との約束を守り、心を殺して生きてきた。
ところが、鴉という強面の「Dom」と出逢ったことで、命令される喜びを知る。鴉の冷たい言動とは裏腹な甘い支配にとろけていく雲雀。
『彼にもっと命令されたい…』
初めて感じた欲望に戸惑いながらも、鴉に惹かれる気持ちを止められなくて―――?