10年前の夏、
ひとり遠い島に滞在した貴文が出会ったのは、
小麦色の肌の少年・うみ。
大学生になった貴文は甘酸っぱい思い出を胸に
久しぶりに島を訪れ、ずっと音信不通だったうみと再会を果たす。
けれど再会しても、うみの反応は予想とは違ってなんだか素っ気ない。
あんなに仲良くなったと思っていたのに、と違和感を感じるなか
酔いにまかせてうみと身体を重ねた貴文だったが、
複数の行きずりの男と関係を持っているという
うみの一面を知ってしまって――!?
10年前の夏、はじめて感じた胸の高鳴り
でも、あの頃のまぶしかった彼はもういない――?
もどかしくも愛おしい想いに揺れるリユニオン・ラブ。